ニセ英語を武器に転職活動した僕の英語転職人生

英語使用の職GET!転職実録ストーリー

ニセ英語を駆使して転職活動をしてきた僕の軌跡

僕は大学を出てない。いわゆる高卒だ。それはいろいろ理由があるんだけど、僕が当時やりたかったことが大学進学を必要としない分野だったことが一番大きかった。ま、やりたいことができたのはよかったと思うけど、その夢は残念ながら叶わず、その後苦労を味わう人生になってしまったのだ。じゃザっとどんな転職人生を歩んできたかを時系列で追っていこう。

高校卒業してからの僕の転職人生年表

18歳 高校卒業後は夢を追いかけてバイト三昧

僕は田舎の実家から出て東京へ移住した。やりたい夢があったのだ。その時は将来のことなんてなーんにも考えてなかった。今となっては当時の自分をとても羨ましく思うけど、その日を楽しく生きることにフォーカスしていた人生だったので毎日が楽しかった。でも歳を取るとそうもいかない。いつも将来の不安に苛まれてその日を楽しむことにフォーカスできなくなるよね。でも今となれば一度夢を追ってみたのは間違いではなかった。仕事はもちろんバイトやカフェの店員、ショップの店員、テレアポ営業と言った、ほんとに誰でもできるスキルが不要で未経験歓迎の仕事ばかり。もちろん手に職を付けれるわけはなく、夢に向かってやりたいことをしながらバイト三昧の日々だった。

24歳 ビジネスホテルのフロント業務

夢を一旦諦めて趣味にシフトしたと同時に、ビジネスホテルフロントの仕事を始めた。なぜビジネスフロントの仕事を選んだかというと英語ができる方歓迎の文字に惹かれたからだ。とは言っても英語を実務で使った経験などない。でも面接の時、面接してくれたマネージャーがこう言った。

マネージャーのおじさん
マネージャーのおじさん

うちのホテルは、たまーに外国人がくる程度だから年間を通してほとんど英語を話す機会はないんだけど、もしものときの要員で欲しいと思ってね。それにチェックイン・アウトの時に簡単なことを聞かれるだけだから難しい英会話は必要ないけど、その程度の英語もわかる人がうちにはいないんだよ..(アハハ)

それなら大丈夫かな?と思って派遣として紹介されたそのホテルで採用され働いた。面接時におじさんマネージャーが言っていた通りで、2年間働いたが1回しか外国人対応をしなかった。そしてそこで発した英語は今でも覚えている。

Mrテキトー
Mrテキトー

Can you please fill out your name and address here?

白人の宿泊者
白人の宿泊者

Wow! Your English is great!

ホテルのフロント業務はチェックイン・アウトの対応がメインで、その会社のシステムに必要情報を入力するのみ。つまりはなーんにもスキルは身に付かない仕事なわけだ。それでもその時はお金が欲しかった。だからそれでよかった。今となっては時間を無駄にしたな、お前!と言ってやりたい。

26歳 念願の正社員として転職するも..

このまま派遣としてホテルフロントの仕事でぬくぬく生きてるだけだとヤバいと思った僕は転職活動を始めた。とはいえスキルも誇れる経験もない。だってそれまでやってきた仕事はスキルを必要としない仕事ばかりだったからだ。でも漠然とこのままホテルのフロントを派遣で続けて30歳になることには危機感を感じていた。僕はホテルフロントの仕事と並行して転職活動を始めた。ここでミスったのはまた未経験歓迎の案件にアプライしたこと。もう一つのミスは転職エージェントを使わなかったこと。そして最大のミスは現職をやりながら転職活動をしたことだった。

その結果どうなったか?採用されたイベント会社にそのまま就職。仕事をしながら転職活動するのはよくないとここで思った。仕事をしながらだとどうしても妥協してしまう瞬間がある。現職が忙しいとなおさらだ。僕はここでミスったのだ。ちゃんと仕事を辞めて転職活動にフォーカスするべきだった。ここで入社した会社も未経験歓迎の案件だったので誰でもできる仕事だ。イベントを設営したり必要な部材を揃えて納品する仕事。僕がこの会社に入った当初、店長と僕しかいなかった。イベントがある時だけ短期バイトを雇って回しているような状況だった。そして1年後その店長が退職した。おそらく会社の金を使い込みしたっぽい。そして棚ボタのように僕が店長に昇格した。店長といっても、手取り30万もないのだ!ボーナスは1ヶ月半だったような気がする。年収にすると300万いくかいかないかだ。いよいよ20代が終わるころ、このままでは将来ヤバいと思い始める。でもやりたいことがない。どうすればいいのか?興味のあることはなんだろ?自分のことを棚卸してみた。

Mrテキトー
Mrテキトー

英語は、まぁ興味あるかな..

29歳 転職先が決まってないのに退職

ついに誕生日が来て29歳に!スキルなし人生に嫌気がさして、次の転職先や将来のビジョンもまだ決まってなかったけど自分を棚卸した結果、英語に興味があることが分かったので突然会社を辞めた。会社を辞めても雇用保険があるじゃないか、そう思って家賃がものすごい安いボロアパートに引っ越した。そこで雇用保険をもらいながら毎日映画を観て英語の字幕を追って音読していた。雇用保険を受給するにはハローワークに仕事を探しているという状況を報告する必要があるので、形だけハローワークに行って相談をしていた。雇用保険は次の就職先が決まるとストップするが仕事が決まらなければ最大5カ月もらえる。そして支給期間内に仕事が見つからなければ雇用保険の支給が止まるだけ。僕は仕事を探す「フリ」をして雇用保険をもらい続け最小限の生活費で生活していた。そして会社員時代に貯めていた貯金である、全財産80万円をもって雇用保険の支給が終わったと同時にカナダ・バンクーバーに飛んだ。雇用保険は結局5カ月分GETできた。180日で仕事が見つからなかった場合、延長されるからだ。今まで払った雇用保険料分は取り戻せたかな?日本人はバカ真面目な人が多いと思う。権利は利用するべき。それだけの高い保険料を国に払ってるんだから。

30歳 カナダで大失敗

ワーホリの行先にカナダを選んだ理由は、英語がきれいな国と聞いたから。でもカナダは行先として正解だったと思う。確かに英語がきれいだった。高校以来ぶりの英語もスムーズに耳に入ってきた。とはいえそれでも高校生ぶりの英語だ。最初は語学学校に通うことにした。でもそれが失敗だった。エージェント経由で申し込んだためか、生徒の9割が日本人だった。そこで日本人の友達がたくさんできてしまったのだ。授業は現地の先生だったのでかろうじてみんな英語でのコミュニケーションになっていたが、一旦教室から出ると日本語が飛び交い、日本にいるのと変わらなくなっていた。

今回のワーホリは人生の勝負と思っていたので、これはマズイと思った。机に向かう英語の勉強をしにきたわけではなかったからだ。「英語が話せる人間になる」これがこのワーホリの目標だった。このまま3ヶ月もこの語学学校にいたら間違いなく英会話力は伸びないと感じた僕は、1ヶ月で学校をやめた。

そしてダウンタウンから外れた地元人しかいないカフェで働くことにした。自分でレジュメを持って行って直談判だ。ちょうど人が足りなかったらしく採用された。しかしそこにも一人日本人スタッフがいたのだ。でもせっかくGETした仕事をその理由だけでやめるのはもったいない。そこで働くことにしたがやっぱり失敗だった(その子には罪はない)。その子ととてもウマがあってしまったのだ。休みの日も遊びに出かけるほど仲良しになってしまったのだ。つまりはまた日本語を話す機会がまたできてしまった。とはいえ、シフトが被らない日も結構あったのでその日は完全に客もスタッフも外国人。日本語は一切通じないのでコミュニケーションは英語になる。でも基本みんな仕事をしてるのでそんなにゆっくり話す時間などない。海外は自販機や日本のように美味しいコーヒーがコンビニで買えないのでみんなカフェに来る。だからものすごく忙しい。このカフェで働いて手に入れたスキルは英語というより、バリスタ技術だった。ラテアートも綺麗にかけるようになった。

僕が書いたラテアートのひとつ(人間性出てるでしょ?笑)

それでも僕より酷い日本人はたくさんいた。ロケーションがカナダになっただけで日本にいるのと変わらない生活をしている人たちだ。日本人とばかりつるみ、日本語ばかり話し、ただ旅行の延長線上みたいに生活している人。僕はそれにはなりたくなかった。「英語が話せる人間」になれないからだ。とはいえ日本人の友達がたくさんできてしまった。僕は極力日本人とは距離を置いて付き合う努力をしたが、なかなか英語力が伸びていかなかったので、日本人ともよく遊んでしまった。日本語を話せるのがうれしかった。英語でもコミュニケーションはできるようになってはいたが、企業が求める「英語が話せる人間」にはなれていない実感があった。ただ、なんとなくそれっぽく英語で会話ができていることには気づいていた。周りの友達にも、

語学学校の友達<br>いわお
語学学校の友達
いわお

あれ?テキトー、めっちゃ英語上手くなってんじゃん!

Mrテキトー
Mrテキトー

だろ?カフェで英語漬けだからな!

語学学校の友達 明美
語学学校の友達 明美

えー羨ましい~!てかほんと自然な英語で上手い!

こんな風に言われるほどに、僕の英語ははたから聞くとそれっぽく英語ができる人に見えていることに気づいた。これは…

31歳 帰国し転職活動再開。なにがなんでも英語を使う仕事で!

たいして英語力が伸びた実感はなかったがニセ英語力は伸びた実感を得て31歳になって帰国。ワーホリを終えた後はニューヨークに3ヶ月住んだ。アメリカで生活してみたかったのだ。学校には通わなかった。ブロンクスで生活していた。そして帰国する頃には31歳になっていた。帰国すると英語にこだわって転職活動を開始。その時僕は家庭の事情で地方にいた。そこで大手航空機メーカーに派遣社員で入り込むことに成功した。ワーホリに行ってちょーっとだけ英語力が上達したが、履歴書上は相変わらずスキルなし、誇れる経歴なしだ。初めから正社員で英語を使える仕事にありつけるなんて思わなかったので、まずは土台作りで派遣というスタイルを選んだ。そこで紹介されたのが大手航空機メーカーで通訳の仕事。もちろん勤務地は日本だと思い込んでいたが面接でビックリ。アメリカに行って欲しい。向こうのプロジェクトに関わっているスタッフがみんな英語が話せない。それでプロジェクトが上手く動いていないというのだ。ビックリと不安で迷っていたが、やってみなきゃわからん!精神でアメリカに渡りそこで駐在員として3年間勤務。仕事は通訳+部品購買の仕事だ。人間、放り込まれりゃできるもんだ。ニセ英語でも(笑)

34歳 アメリカから帰国後、またまた迷走する

アメリカでのプロジェクトが完了し帰国した。その大手航空機メーカーで社員になりたかったが、さすがの大手日本企業。そう簡単には派遣から正社員にはなれなかった。どんなに優秀でも入社試験を受けて面接を受けてすべて通らないと正社員にはなれない。正直僕より英語が全然できる人も派遣でいたが、その人も入社試験に受からず転職していった。その入社試験や面接も結構狭き門のようでその時点で34歳だった僕は、ここでこのまま派遣として時間を使うのは間違いだと思ったし、アメリカから帰国後は英語を使わない仕事になったので、もうその会社にいる意味がなくなった。そして転職活動をするわけなのだが、年齢的に正社員を目指すことにフォーカスしてしまい英語のキャリアを伸ばすということが頭から抜け落ちてしまっていた。そしてとりあえず正社員採用された会社に入りなんとなく仕事をしてしまった。大手監査法人のITヘルプデスク、不動産会社で合計4年間働いた。そこで気づいた。やっぱり英語を使って仕事をしたい。なんのためにワーホリに行って人生変えようとしたんだ、と。しかしその頃はすでに38歳。時遅しと思われた。

38歳 再び派遣として、英語のキャリアを作る土台作り開始

すでに4年間の英語ブランクがあったし相変わらず誇れる経験もスキルもない、外資系に正社員で採用されるのはかなり壁が高いと思った僕は再び派遣として企業に入り込もうとした。ニセ英語のスキルを伸ばし履歴書も、前職では英語を使って実務をしていたと嘘と盛りで固め面接に臨んだ。そしてとある外資系企業に派遣として入り込み成功。そこでニセ英語力を発揮しながら正しい英語力も向上させていき、同時に英語以外のスキルも身につけ現在Section Chief(課長)として成り上がりに成功。年収は人生最大になった。

英語を活かして転職はできるのか?2025年の傾向

英語を活かした転職の可能性について考察し、2025年における労働市場の傾向と合わせて説明します。グローバル化が進む現代において、英語力はますます重要なスキルとなっており、その活用方法や今後の展望について詳しく見ていきましょう。

英語を活かした転職の可能性

英語を活かして転職することは十分に可能です。特に、国際的なビジネス環境や多国籍企業では、英語が共通語として使用されるため、英語力が求められる職種が増加しています。以下にその理由を挙げます。

国際的なコミュニケーション: 
英語は国際的なビジネスの共通語であり、英語を話せることで海外のクライアントやパートナーとのコミュニケーションが円滑になります。

キャリアの幅が広がる:
英語力があることで、国内外の企業での求人が増え、選択肢が広がります。特に、外資系企業やグローバル企業では英語力が必須とされることが多いです。

専門知識の習得:
多くの専門書や研究が英語で書かれているため、英語を理解することで最新の情報や技術を学ぶことができます。これにより、専門性を高めることができ、転職市場での競争力が向上します。

2025年の傾向

2025年に向けて、労働市場にはいくつかの重要な傾向が見られます。

  1. リモートワークの普及: コロナ禍を経て、リモートワークが一般化しました。これにより、地理的な制約がなくなり、英語を使った仕事の機会が増えると予想されます。
  1. デジタルスキルの重要性: 英語力に加えて、デジタルスキルも求められるようになります。特に、データ分析やプログラミングなどのスキルを持つことで、英語を活かした職種での競争力がさらに高まります。
  1. 多様性の重視: 企業は多様性を重視するようになり、異なるバックグラウンドを持つ人材を求める傾向が強まります。英語を話せることで、国際的なチームでの協働が可能になり、企業にとっても魅力的な人材となります。

海外進出する企業が増えていて、英語力がさらに重要視されている。

まとめ

英語を活かして転職することは、今後ますます重要な選択肢となります。2025年に向けての労働市場の変化を考慮すると、英語力を磨くことはキャリアアップに繋がるでしょう。グローバルな視点を持ち、英語を活かした職業選択をすることで、より多くのチャンスを手に入れることができるといえます。

僕の経験がマグレだったとは言えません。僕が英語で転職活動をしていた時代より市場の人材不足は進んでいます。つまりは今までは入るのが難しかった企業にもタイミング次第では入れるチャンスが広がっているということです。こんな会社私にはムリでしょ~と思わずどんどん動いたモン勝ちです。そしてグローバル化も著しく進んでいます。この追い風を無駄にせず、敏感に情報を掴んでキャリアアップしていきましょう!

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました