toeic700あるからとて、転職で有利にはならないその理由
理由その1,英語はただのコミュニケーションツールにすぎないから
僕が採用面接をしていた時期、履歴書の情報だけに限定した場合、なにを見ていたかというと以下の内容でした。
●1つの会社での勤務年数
●どんな仕事をしてきたのか
●パソコンがどの程度使えるのか
英語はただのコミュニケーションツールにすぎません。つまりは英語が話せるからとて、仕事ができないと意味がないんですよね。(当然だけど…)
英語が仕事上必須な職種の場合、面接に来る時点で英語は話せて当たり前で、その付属情報としてtoeicがあるだけで、英語に関してはこのくらいのスコアがあるんだね、くらいにしか見ません。仮にtoeic900と履歴書に書いてあっても、へぇ~すごいね、で終わるし、それが採用の材料には絶対になりません。それは英語を話すことが仕事のメインではないからです。もしあなたが英語を教える仕事に就きたいのであれば、toeicのスコアはそれなりに有利になるかもしれませんが、そうでない一般企業や外資の場合、英語ができる前提での面接になるので、toeicが700だろうと800だろうと満点だろうとそこはあまり関係ないんですよね。
理由その2,そのポジション適正があるかどうかを見るから
逆に英語がすごく上手い人で、全く仕事ができないという人がいました。例えばバイリンガルの方とか、帰国子女だったりとかですね。英語力はネイティブレベル、日本語もネイティブレベルの方もいればそうでもない方もいたのですが、仕事が壊滅的にできない😅😅…これでは本末転倒です。コミュニケーションは取れるけど仕事ができないでは意味がありません。このことから、面接ではtoeicのスコアよりも、この仕事の適正があるかどうかをチェックするようにしていました。toeicのスコアが高くてもパソコンができないとか、officeを一切使ったことがないとか、情報処理能力が著しく低いとか、そういう情報は面接で色々話しているうちに分かってきます。たとえtoeicが満点でも英語以外の仕事の能力が低い人材を採用してしまうと現場メンバーに迷惑がかかります。
ニセ英語力は悪い意味ではないし、toeicで転職にトライするより近道
ニセ=フェイク、と聞くと悪いイメージがあるけれど..
僕がニセ英語力でインターナショナルなキャリアを積むきっかけを得たのは紛れもなく、ニセ英語力のおかげです。ニセ英語力は英語面接だったり、ネイティブレベルほどの英語力を求められない環境でとても有利に使えます。ここでいうニセ英語というのは、理解できないのにあたかも理解しているかのように振舞うことではありません💦💦英語がそこそこできる奴だと思わせる手法のことです。流暢に英語を話す演技、発音をネイティブっぽくしゃべる手法、そういうことです。分からないことに対して、なんでもYesということではないので誤解しないでくださいね(笑)
多くの企業は募集内容や条件を高めに設定して掲載している
うちの会社もそうでしたが求める英語力の部分で、ネイティブレベルの英語力な方、という条件で以前は求人広告に掲載していましたが、実際はネイティブレベルの英語力なんて必要ありませんでした。企業としては当然、デキる人材を獲得したいので高めな条件で求人募集を出しているところは少なくありません。でもですよ、高すぎる条件を出すと応募がないんですよ(笑)一時期あまりにも応募がないので、部長に言いました。

高い給料も提示してないのに、こんな高い条件ばかり並べて人が来るわけないでしょ!!!
結局僕から人事に言って、募集内容を変更してもらいました。専門的は職種の場合でライセンスがないとできない仕事の場合は、必須条件を満たす必要がありますが、英語に関して言えばtoeicは専門職の分野ではありません。だからニセ英語力でも採用されてしまえばどうとでもなるんです(笑)高い条件を提示している企業の中には、実際にはそれほど高いスキルが必要ではない会社も多いと思いますよ?
転職のためtoeicのスコア上げに頑張るより、経験やニセ英語スキルを上げよう
英語での転職はそれまでのキャリアアップのきっかけを作ってくれる強力な武器です。幅広い業界に入り込めて経験が積める可能性も広がります。もちろんtoeicの勉強を意味がないものとは言いませんが、少なくとも転職に関してはあまり強力な材料にはならないのは確かだと思います。
日本人であればよっぽどのことがない限り、ライティングとリーディングはそこそこできますよね。たとえライティングやリーディングさえもできなくても、最悪google翻訳やdeeplといったカンニングツールがあるのでなんとか誤魔化しがきくかもしれませんが、スピーキングとリスニングはそうはいきません。英語がデキると思わせられる流暢『っぽい』英語を話せるニセ英語力を身につけるほうが、採用される可能性は早くなります。まずはスピーキング&リスニング力を身につけてできる限り早くキャリアップの道を開きましょう!😊☝️
仕事で英語を使ったことがない、英語職キャリアなしのあなたは..
採用面接時、採用側が日本人でかつ英語が話せる人が人事にいない場合は英語面接がない企業もあります。その場合、英語を仕事で使ったことがない人材だと、その人の英語スキルがどのくらいあるかわからないので、toeicは英語力を見るうえでの指標になります。全く英語を使わない業界や業種の経験しかない場合は、toeicはひとつの指標として取っておくほうがベターです。大きな声では言えませんが、僕はスピーキングとリスニングにちょっと自信があったので(とはいえニセ英語力=英語話せる演技)、実際のtoeicスコアより100以上盛って履歴書に書いて面接に臨みました(笑)ただしこの方法はおススメしませんので、自己責任でお願いします(笑)
まだtoeicのスコアを持っていない人におススメしたいアプリ
スタディサプリENGLISH

CMや電車のつり革でもよく見聞きしますね!スタディサプリENGLISH
です。僕が実際使った時に感じた特徴は以下です。
メリット
スマホやパソコンで場所を選ばず学習可能できる。
1日3分の隙間時間で学習できる短時間レッスンが魅力。
ネイティブ講師による分かりやすい講義動画がいい感じ。
有名脚本家が手がけたドラマ式レッスン(のちに知った)
目的に合わせた複数のコース(toeic、日常英会話など)がある。toeicにも強い。
ディクテーション機能でリスニング力を強化できる。
評判も上々で、短時間で効率的に学習できる、コンテンツが充実している、楽しく続けられる、リスニング力が向上する、信頼性が高い(リクルート運営のため)というコメントが多いのも特徴です。
デメリット
一部ユーザーには易しすぎる場合があるよう
継続には自己管理が必要(※どの会社に関係なく)
スタディサプリENGLISHは使いやすさと効果的な学習方法で人気が高いツールですが、個人のレベルや学習スタイルに合わせて選択したほうがいいですね!toeicも英語での実務経験もないあなたは、まずは自分の英語力がスコア上どのくらいの位置にいるのかを把握してから、面接対策を行いましょう☝️😊
おわり
コメント