なぜ通訳を選んだ?
理由は、派遣会社が持ってきた案件がたまたま通訳だったからです。実は他にも派遣会社の担当さんが持ってきた案件のなかには、貿易事務や営業事務など英語を使う仕事は他にもあったのですが、僕は英語の実務経験はないし、TOEICも600点前半しかないし、英語を話すことにまったくもって自信もなかったのになぜ僕が通訳を選んだのか?それは職務経歴書に英語実務として載せるなら通訳だ!という理由に他なりません。僕を雇うか雇わないかは派遣先企業が決めること。もし僕を選んでくれるなら頑張ろう、もし企業からNO!を突きつけられたら別の企業に行けばいい、なにより英語での実務経験、しかも通訳という実務経験がGETできることで職務経歴書に書けます。なにもなかった僕にとっては最高の選択肢だったのです。
実際現場で働いてみて…
僕はアメリカの巨大倉庫で飛行機の機体を製造している現場で、通訳と部品購買の仕事をしていました。通訳といえど、それほど難しい内容ではありませんでした。募集要項に記載されていたTOEICの目安スコアは700。最初からそれほど難しい通訳ではないだろうとは思っていましたが、実際もそうでした。とはいえ相手は完全にネイティブ、現地のスタッフです。聞き取れないところも多々ありました。飛び道具的に、Are you saying that you really want to …という確認構文を多用していました。相手も僕がそれほど英語が流暢ではないと思っていたでしょう(面と向かってはっきり言われたことはありませんが)。
働いて半年でかなり英語が話せるようになったと実感
当時はオンライン英会話なんてサービスはなかったので、独学でTOEICの勉強をしたり、たまーに日本にいる外国人とクラシファイド(外国人が使っている情報サイトみたいなもの)で知り合って英語で会話したり、その程度。勉強してるわりにはあまり英語力が向上したという実感を感じられないので、勉強するモチベーションもなかなか上がりません。そういう意味では今はオンライン英会話で自分の勉強したいときにいつでもアウトプットできる時代なので、まったくいい時代になったなぁと思う反面、いつでもできるがゆえになかなか継続ができないというまた別の問題が出てきてますね。自分の意識次第で勉強する頻度が変わちゃうんですよね。
僕は元々職務経歴書に誇れる経歴がありませんでした。30歳にもなってやり遂げた職もありません。特別なスキルもありません。求人情報サイトでよく見る ”未経験歓迎” こんな仕事しかしてこなかったのです。だから英語の実務をつけて職務経歴書に書きたかったのです。英語の実務を通して英語力を上げようという狙いはなかったのですが、結果、気が付くと自分で英語を勉強していた時よりも比較にならないくらい英語が流暢になっていました。自分で英語を勉強しているときは、ちょっとはうまくなったかなぁ、とさえ感じなかったのですが、英語を実務で使っていると日々英語力が向上していることを感じるようになっていました。
なぜ通訳は英語力を飛躍的に向上させるのか?
まず英語を実務で使うようになると、毎日必ず英語を話す・聞く状況が出来上がります。そして相手は英語圏の人です(その企業の取引先によってはアジアになることもありますが・・)。毎日生きた英語を聴くことができます。じゃ、なぜ通訳は英語力を飛躍的に向上させるのか?そう、答えは、「毎日」です。毎日するということは効果を最大にあげる秘訣です。英語でなくても同じことが言えますよね。例えばスポーツもたまにやってもなかなかうまくはなりませんが、毎日練習することでどんどん型やコツを覚えて上手くなっていきます。でもこの「毎日」というのはくせ者で、自分の意識だけではなかなか遂行できないのです。よっぽど意識が高い人で、

僕は毎日継続できます!習慣化しちゃえばいいんです!
こういう人ならいいでしょうけど、おそらく多くの人はなかなか「毎日」継続するのが難しい層ではないでしょうか。でも仕事にしてしまえば、毎日継続も難しくなくなります。出社さえすれば英語を話す状況になるからです。
そして通訳は話す、聞くがメインの仕事です。日本人は読んだり書いたりすることには義務教育期間で慣れています。読んだり聞いたりするスキルはもう備わっているんですよね。通訳は日本人に足りない話す・聞くを実践することができます。そのイディオムや単語自体は知ってるけど、話したり聞いたりしたことはないということも多いですよね。僕の場合、机上でお勉強して知ってはいたけど、すっかり忘れていた単語やイディオムをアウトプットや、ネイティブの発音でインプットすることで、頭に根付いていきました。相手ありきでするアウトプットは英語力を伸ばすうえでとても効果が高いということを身をもって感じたのです。しかも毎日です。
英語実務未経験者に適している通訳業務の条件はTOEIC700以下
僕が最初に英語で実務を行った通訳の募集要項はTOEIC700でした。ちなみに当時の僕のTOEICは実質600点前半でした。でも仕事をちゃんとこなし、3年間アメリカに駐在員として働きました。多分その3年間で大分英語力が伸びたので、実質600点台前半だった僕のTOEICスコアは760くらいにはなっていたのではないかと思います(TOEICを受けていないのでわかりませんが)。英語実務未経験者がトライするのに適している通訳に求められるTOEICスコアは700以下の仕事でしょうか。TOEIC700以下の通訳なんてあるの~?って思われる方もいるかもしれませんが、意外とあります。日系企業の社内通訳とか、工場内通訳、カスタマーサポートの1次受付などです。こういう通訳の仕事は比較的低いスコアで募集されていることが多いです。
とにかくやってみる!が第一歩
英語の実務経験がないのにいきなり通訳なんて…って思う人もいるでしょう。僕も最初はそう思いました。しかも勤務地はアメリカ…いきなり戦力外通告を出されて帰国するなんてみっともない!とも思っていました。でも僕には「ニセ英語力」という武器がありました。発音だけはいい、ということです。なので覚えた単語やイディオムを積極的に使って会話をしていました。なんとか英語力が低い自分を隠せたんですよね。クビになるか上手くいくかなんて、実際に企業に入って働いてみないとわかりません。机上の空論を描いていてもなにも変わりません。まずは行動してみる、それがとても大切です。僕もさすがにこれは難しいのでは?ということもとりあえずやってみて未来を切り開いてきました。皆さんにも是非行動してみていただきたいです!
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