僕は学生時代は本気でミュージシャンになりたくて、高校に入った時点で大学に進学する気などなく、卒業したら音楽をするんだ!と意気込んでいました。それでも高校は県内のトップクラスの高校に進学するんですがね😮💨。。周りは東大!とか京大!とか早稲田!とかそんなすごい大学を目指している頭いい子が多い中で、僕はかなりの少数派。音楽業界に行くんだ!東京に行くんだ!おら東京さ行くさ~!と卒業を心待ちにしていました。高校を卒業してからは上京し、クラブやラウンジで歌ったり、クラブでDJをしたり、事務所のオーディションを受けたりしながら、音楽業界の人とコネクションを作りに精を出していました。
将来のことなんて、全く考えてなかった…
当時は音楽のことしか頭になかったので、将来の仕事は当然ミュージシャン。会社員として働くとか、夢破れるとか、そんなこと1mmも考えていませんでした。ミュージシャンじゃなくともそんな若者は多いんじゃないでしょうか?声優になりたい!とか女優になりたい!とか、もしくは推し活で頭がいっぱい!なんて感じで。でもそれでいいんです。10代って一番輝ける瞬間です。その貴重な瞬間に、したくないことや、さほど興味のないことをやって時間を使うのはもったいない。もちろん将来弁護士人なりたい、パイロットになりたい、司法書士になりたいっていう夢があって勉強に時間を費やすのは正解です。その瞬間にしかできないことってあるんですよね。僕は10代を好きな音楽に費やせたし、音楽つながりのコミュニティーもできたし、その時にしかできなかったことをやれたので全く後悔はありません。
生活のために働かなくてはいけない状況になって気づく
残念ながら音楽では食っていけるほどの成功にはありつけませんでした。(いまもまだ音楽活動はやめてませんけどね^^)自分の才能と運では音楽で食えないな…と感じたとき、現実が見えてきました。生きるために働かなきゃ。でも音楽しか頭になかった自分は世の中に接客業以外にどういう仕事があるのか全く知らなかったのです。
今となれば営業や、専門職、技術職、いろんな仕事には世の中にあるのは知っているんですが、就活もしていない若造はそんなことも知らず、自分がどの業界で働きたいのか、全く見当もつかなかったのです。そんな僕はとりあえず「面接に受かりそうな」仕事だけ、つまりは学歴不問、未経験歓迎、そんな身も蓋もないその場しのぎの仕事(将来設計をするうえでという意味でね💦)ばかりにアプライし、食うためだけに仕事をしていました。僕が当時やってきた仕事の数々。。
花屋
引っ越し屋(仲間が楽しかったので一番長続きした)
カフェ
コールセンター
イベントスタッフ
怪しいエステの勧誘
不動産会社(宅建なくてもできる業務範囲のみ)
弁当会社の配達員
在庫チェック
フレッツ光のアポ営業
たとえ10年続けてもなんのキャリアも築くことができないし、スキルアップもできない仕事ばかりです。その会社でしか通用しないスキルしか身に付かないんですよね。。社歴が長くなるとその会社ではもしかしたら課長とか主任とかになれたかもしれないけど、他の会社では全く通用しない経歴なんですよ。

金属年数だけ。スキルなし💧
英語には興味があった
散々、キャリアにつながらない仕事をして気づきはじめます。未経験歓迎!学歴不問!そんな仕事ばかりしていては今後食べていけない…ということに。そこで英語が好きだった僕は、数回しかいったことがない海外に一人、ワーキングホリデーで英語の勉強をすることを決意しました。その時点ですでに29歳。あとがありません。29歳のクリスマスっていう崖っぷちの女性をテーマにしてドラマがありましたよね~まさに崖っぷちでした!(ギバちゃん若いw)

人生の転機となったワーキングホリデー
日本の義務教育ではほぼスピーキングを授業中にすることはありませんよね。教科書のこの部分読んで~?と先生にさされて英文を読むくらいで、日常の会話で使用したことはありませんでした。そんな僕がいきなり海外に行って語学学校で外国人の先生の授業を受けて会話をする…かなりの冒険でした。でもワーキング、つまりは職場のカフェ以外では日本人の友達とつるむことが多かったのが失敗でしたね。ワーキングホリデーは総合的にいい経験になったし、日本に帰ったらこの経験をなにがなんでも活かさなければ!と心が引き締まる思いになりました。いきなり留学は資金面でも年齢的にも敷居が高い人や海外に一度も出たことがない人なんかはワーキングホリデーはおススメの選択肢だと思います。僕は英語がきれいなカナダでしたが、これも正解でした。とても聞き取りやすい英語をみんな話すのですぅ~と頭に入ってきました。
帰国後は”英語必須”の仕事を探す、TOEICのスコアはテキトー人生(笑)
どうしても履歴書に花のある経歴を付け加えたかった僕は、英語必須の仕事を探しアプライしていきました。TOEICはワーホリ前に1度受けたことがあったのですが、その時のスコアはなんとたったの600点台(笑)でも履歴書には760と、盛って盛って盛りまくる、まさにギャルの髪型くらいな盛り様で履歴書に書いてやりました。(こんくらい👇)

面接を受けてそうなんだあ~と思ったのですが、TOEICの結果を提出するよう言われた会社は一社もなく、TOEICを受けた時期を突っ込まれたこともなく、その会社もただの情報に過ぎない捉え方でした。そんな資格より大事なのは経験です。僕も採用する側になって思うのですが、やっぱり資格や学歴よりも大事なのは、今までなにをやって、どういう成果を出したか、なんですよね。あとは一つの会社で働いた期間です。
そんなイカサマ履歴書で経歴を作り、今や課長で英語も日常的に使用!
高卒で、さして輝かしい経歴があったわけでもない僕が、今や海外のクライアントを相手にする会社で課長をやっています。日常的にも電話やmeetingに参加して英語を使っています。経験やスキルがない方は、最初から高嶺の仕事を目指さないで、簡単な英語を使う仕事からステップアップするのが正解です。僕の場合もそうでした。派遣社員から社員としてスカウトされることもあります。まさに僕はそのルートで今の会社で正社員になり、課長職までになりました。(今のニセ英語力で頑張っています笑)
最初から正社員を目指す場合、学歴だったり、若さだったりが必要になってきます。それらを持っている人ならそんなに難しくないでしょうけど、それらがない方でキャリアップしたい場合は、やっぱりまずは入りやすい派遣社員や契約社員から業界にまずは入って、そこから力をつけるなり履歴書に花を添えるなりしてステップアップする道が、遠回りのようで実は近道だったりします。
ぜひ諦めないで英語を踏み台にして仕事人生の転機にしましょうね☝️😊
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