興味ない分野だけど稼げるからって難しい道に行こうとしていた
ITエンジニア
僕がワーキングホリデーですこーしだけ英語を上達させて帰国した時、すでに30歳を超えていました。その時点で専門的スキルはない、最終学歴は高卒、職歴はビジネスホテルのフロント、イベントレンタル会社の店長(特に大したことしてません笑)、引っ越し屋のアルバイト、配達、花屋、日雇いのイベント設営スタッフ…。こういう言い方すると誤解を招くかもしれませんが、特に資格や経験がなくても誰でも雇ってもらえる、いわゆる未経験歓迎案件です。ワーキングホリデーから帰ってくると将来のことを考えるわけです。

もう未経験歓迎の仕事は卒業しよう…。将来稼げる業界ってなんだろうな~…
思いついたのはITエンジニアでした。ITエンジニア+英語で無敵じゃね?!と思ったんです。そしてスクールに3ヶ月通ったんですが、結論から言うと途中で挫折しました。興味がないので全く頭に入ってこないし理解もできないんですよね..。イーサネットがどうのこうの、VPNがどうのこうの…もう何回聞いてもさっぱり理解できず、それでも最初はCISCOの試験を受けようと頑張っていたんですが、あまりにも難解(というか自分には合ってなかった)ので、これは無理だ..と思って途中でやめてしまいました。
将来の安定より自分の興味のある分野でキャリアを模索しよう!
不動産業界
僕は昔から部屋の間取りとか内装を見るのがとても好きだったので、不動産業界に行くことも考えていました。そして外国人相手に不動産を売買をしたり、不動産賃貸の案内をしたりできたらいいなぁなんて考え、宅建を取得しようとテキストを買って勉強しはじめました。実際宅建も受けたし、のちに不動産会社でも働いたのですが、宅建の試験が難しい!!結局、間取りとか内装を見るのが好きだっただけで、建ぺい率がどうのこうのとか、不動産取引法がどうのこうのか…そんなの興味ねぇ!!と悟りつつ、宅建取得向けて勉強はしていたのですが、とにかく日本語が難解すぎて..。答えを出すまえに設問の内容を把握するのでさえ大変。それでも一生懸命勉強したのですが、結果は不合格。
その後、30代の後半で未経験、しかも宅建も持ってないにも関わらず、とある不動産会社の社長が採用してくれて、東京の中心地の不動産会社で3年間働きました。その会社は外国人を相手にする会社ではなかったので英語を使うことは一切ありませんでした。ワーホリと前職のアメリカ勤務で養った英語力もどんどん衰えていくのが分かり、これでいいのか?と悩むようになっていったのです。社長からも宅建をはよ取れ!とか急かされるわけでもなく、比較的ゆるーい環境の会社だったので、これでは歳を取っていくだけで、なにもスキルを身につけられない!と見えない恐怖に苛まれていきました。30代後半で未経験で宅建も持ってない僕を採用してくれて、よくしていただいた社長に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、思い切って退職の意思を告げて、再び英語を使う仕事への転職を試みていったのです。
見切りは早くつけろ。若い間の時間は信じられないほどとても早く過ぎてゆく。
スキルがない30代が転職をするときに武器になるのはやっぱ英語!
初心者は事務職やコールセンターがおススメ
事務職やコールセンターと聞くと、

え~~スキルや経歴が身につかないじゃ~ん…!
と思うかもしれませんが、重要なのは何の会社の事務職かコールセンターかというところです。特に大企業であれば他部署へ異動ができます(必ず希望が通るかどうかは別としてそういう制度はある)。大企業に紹介予定派遣や、契約社員でとりあえず入社できたら、そこで英語を武器に他のスキルも高めて英語以外の能力(例えば情報処理とかスピード、正確性など)、部署異動して専門キャリアを身につけられるチャンスはおおいにあります。
そして事務職やコールセンターで使う英語は比較的簡単だったり、マニュアルがあったりするので英語を使って働くことが初めての方にはピッタリだったりします。うちの会社(部署)は事務職ですが、英語のスクリプトを書いたマニュアルがあるので、新人さんは最初のうちはそれをコピペする形でも仕事はできます(いつまでもそれじゃダメだけど..)。
コールセンターも外国人専用の窓口も増えてきています。事故の一次受け、例えば保険会社のコールセンターを例に取るとお客さんから、事故しました!の報告が入ります。その後、専門窓口につなぐまでを英語で案内するといった、簡単で話す英語も毎回同じような内容なので、英語初心者の方だったらまずは対人間の外国人とお話をするということに慣れていきますし、英語をアウトプットするいい練習になります。
スキルなしの30代はまず事務職やコールセンターで英語力を磨け
現在多くの企業が人材不足。そこにチャンスがある。
僕が転職を試みていた時代は、スキルも資格もない30代がいきなり正社員で未経験の業界で採用されるのはかなり難しかった時代ですが、今は多くの企業が深刻な人材不足に陥っているので、少々スキルや経験不足でも採用される確率は高くなってきています。転職市場は完全に売り手市場なのです!

わたし、特にスキルないからダメだよなぁ…

俺もう30代だし営業しかしてこなかったから営業職以外はダメだよなぁ…
そんなこと言ーてる場合かっっ!ですよ?少々募集要項満たしてなくてもどんどん応募して面接に行きましょう。募集要項を満たしていなくても、今までの経験と自分の長所を結び付けて上手くアピールしましょう。
英語は他の専門分野より習得しやすいスキルだし転職に役立つスキル
僕はだいぶ回り道してしまいましたが、英語は、例えば不動産(宅建)やITエンジニアよりも習得しやすいスキルだし転職に役立つスキルです。試験においての合格・不合格がないし、実践で使えるか使えないかで判断されるので、手っ取り早く未経験の業界に足を突っ込めます。
僕もまさか、英語で大手航空メーカーで働けるチャンスができるとは思わなかったし、現在は医療系の会社で英語をバンバン使って正社員になって、さらに課長になる日が来るとは思わなかったし。これもすべて英語(ニセ英語)のおかげだと思っています。
もしあなたがギリギリ30代で100万円の貯金があるなら、思い切って転職するためにワーキングホリデーに行って英語を少し勉強してくるのも大ありだと思います。30歳以上でもワーキングホリデーで行ける国ってあるんですよ。海外で生活した経験があるという経歴は面接のときに有利だったりします。僕も実際、採用面接をするときに、海外で生活経験があるという方の場合、興味が出ていろいろ聞いてしまいます。
英語に助けられたMrテキトーでした😊また次回の記事でお会いしましょう🙌🙌
関連記事
コメント