まさかの派遣で、いきなりの採用からのいきなりの海外出張なんてことが起こり、派遣会社も僕もビックリしまくりだったんですが、そこからが大変！！なにせ出発まで１週間しかありません。まず派遣会社側は、僕の現地までの航空券の手配やら、アメリカに口座がないので給料を送金することができずそこの調整、海外旅行保険への加入手続き、派遣依頼先の企業、大手航空メーカーさんとの契約の手続き、大忙しの一週間になりました。
一番ビックリしたこと！
給料問題です。お給料を海外の銀行に送金できなかったので、ならば普段の生活費はクレジットカードを使い、その引き落とし先の僕の口座に給料が振り込まれることになったのですが、現金が必要なケースもでてきます。そこで派遣会社が僕に、当面の資金として？なんと現ナマ100万円を渡してきたのです！これにはビックリを通り越して笑ってしまいました😅😅
たかが１，２週間前に派遣登録したばかりの男に100万の現金を渡してしまうなんて..（まぁ祖父母の家もバレてるし、身分証明書も提出はしているが..）法人がそんなキャッシュを貸付金としてどう処理したのかも興味深いですが。もしギャンブル癖があるやつだったらアメリカ出張行かずにその金でギャンブルしてもおかしくありません。派遣会社的にも始まって以来の快挙！と言っていたので、自分のところの派遣社員が海外出張を採用と同時に命じられ、アメリカで働く、という事例ができたわけですからこれは大きな宣伝文句になるでしょう。多分、派遣会社自体も盛り上がっていたんでしょうね。
アメリカの空港税関で別室に連れていかれる
その100万円の現金持参が仇となり、僕はトランジット先のシカゴ入国時、別室に連れていかれました。シカゴの空港の税関事務所で、この現金はなんだ？？運び屋か？？と疑われ、２時間近くも拘束され、事情を説明したところ、書類を書かされなんとか無事乗り継ぎ便に搭乗することができたのですが、あの時は焦りました。たかが100万円ぽっちで運び屋扱いされ、黒人の税関に囲まれ、自信のない英語力で必死に説明しました。運び屋ならもっとすごい額の金運ぶだろうよ..100万なんて陳腐な金額持ってかないでしょ..
if you were a carry man for money, it should be more moeny to be carried!!（運び屋って英語でなんて言うんや！！carry manしか思いつかんぞ,,）
carry man?? what?? why you have one million japanese yen??
Because… i got hired all of sudden and i don’t have a bank account in America!! i cannot get paid by the company!! The company brought me some money for the next three month!!!
怪しいな..
おまえ日本語できるんか～～い！！
ただでさえ、シカゴまでの長距離移動で疲れてるのに、必死で英語で説明してほんとに大汗かきました。この話はのちに派遣会社内でも語り継がれる名話になったのです（ならんでもえーて！！）結局この拘束のせいで次のトランジット便に間に合わず、振替便で向かうことになり、大幅に到着が遅れたのです..ものすごく疲れました💨😮💨
アメリカ渡航までの１週間、英語力をあげるためにした準備
とにかくいきなり英語を使う仕事にありつけたうえに、いきなりアメリカ出張。そして職種は通訳。所属は購買課という部署に配属され、おもに世界中の部品の購買をする課です（すべてやりとりは英語）。購買の仕事も経験ないし、もちろん通訳も経験なし。不安で不安でどうしようもなかったけど、もう腹くくるしかない！！企業からＮＯ！を突きつけられたら帰ってくればいい！！それまで頑張ってみよう！！
それでも肝心な英語が話せないと仕事になりません。それから１週間は試験の一夜漬けみたいな１週間でした。暗記単語ドリルに会話の出だしにつかえそうなイディオムやワード、表現を書いていき、暇になったら見てアウトプットするを繰り返していました。
あとは映画を観ながら字幕をアウトプットする、この２つだけでしたがもうできることをするしかありません。１夜で英語が上手くなる手段なんてないですからね。幸い、ワーキングホリデーから帰ってきたばかりなので英語をアウトプットするという抵抗感はなかったものの、もし相手の言ってることが聞き取れなかったら、の時に返すセリフは、おまえは俳優か？？ってくらい覚えていきました。
そしてついにチャールストンに到着したわけですが、チャールストン空港でまたもや事件勃発！その話は次回の記事でお楽しみに😊☝️
コメント