スキルなしで海外(アメリカ)で働いた僕、その方法とは?

実際の経験から得たtips

スキルがないからといって海外で働くことを諦める必要はない

スキルや経験はないけど海外で働きたい、そんな人も多いのではないでしょうか?海外で働くことハードルはどんどん下がっています。なぜなら、多くの企業は日本のマーケットだけを相手にしても経営ができなくなってきているため海外進出している企業がかなり増えたためです。その反面、英語が話せる日本人がまだまだ少ない現状です。そして深刻な人手不足…。スキルなしでも海外で働けるチャンスはあります。かく言う僕も、スキルはおろか英語力も低かったのに、なんと通訳としてアメリカで働いていました。それも駐在員として3年間も!とはいえ、海外で働くとなると英語が全く話せないとキビシイのは事実。せめて日常会話よりちょっとデキるくらいの英語力は身につけておきましょう。スキルなしで海外で働いたことがある僕から海外で働くために役立つ情報をお伝えしたいと思います。参考にしていただいてチャンスを掴んでくださいね。

スキルがなくても幅広い業界で探してみる

スキルがないと言われても、どんなスキルが必要なのか。それは業種によって違います。例えば海外のインフラ構築のため海外で赴任するということになればITスキルが必須ですよね。その場合、ITの資格を取ったり経験がないと厳しいでしょう。しかし海外で働くにあたって特別なスキルが必要な業界ばかりではありません。僕が働いた会社のように、社内に英語が話せる人がいない、とにかく英語がすこしでも話せる人が欲しい、というだけの企業があったりします。しかもその企業は大会社だったり、専門的な業界で、その会社で働くことによって専門知識が身をつけられるかもしれないという棚ボタな現象が起こったります。

Mrテキトー
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派遣から狙ってみるのもあり!海外で働くことだってできる

いくら人材不足でも正社員採用となると企業側も慎重に人材を見極めるため、それまでの経歴や経験、スキルなどを重要視します。正社員で採用してしまうと採用後のミスマッチがあっても容易にクビにはできない事情があるからです。そこで派遣からスタートすることをおススメします。僕はまさにこの方法で海外赴任の経験をしました。それだけ海外進出をしている企業が増えていて人材が不足している証拠です。

また、派遣法の改正で派遣から正社員への道も模索しやすくなってきています。派遣から企業で働くことは労働者、企業、双方にとってメリットが高く、労働者側からするとその企業で自分がフィットするかを確認できますし、企業にとってもその人材が戦力になるか、正社員として欲しい人材かを見極めるための期間として有効に作用します。すぐに海外で働けないにしても、スキルがない人にとってはまず派遣として企業で働き、能力が認められれば海外で働くことも、正社員に登用されることも全然あるのです。

職 なし美
職 なし美

え~?派遣~~?

なんて言ってる間に時間だけがどんどん過ぎていく可能性もありますよ。時間とお金は計画的に!

最新の海外の日系企業拠点数は?

2023年のデータが現時点で最新のようですが、海外進出日系企業の拠点数は以下の通りです。

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中国が最も多く、31,060拠点(上海が22,958拠点で約7割を占める)

アメリカは8,982拠点で2位(前年より309拠点増加)

その他、タイ、インド、韓国、ベトナム、インドネシアなどが上位にランクインしています。

また、2023年の調査では、韓国の拠点数が前年より大幅に増加しています。

(※引用 https://medifellow.jp/news/blog/5131)

これだけ多くの拠点に日本企業があるということは、それをカバーするための人材も必要ということになりますが、現在日本は超高齢化社会に突入していてその人材力をカバーするだけの人材が減り続けています。

団塊ジュニアが一斉に定年退職をする2031年以降、さらに厳しい人材不足に..

第二次ベビーブーム世代(団塊ジュニア、主に1971年~1974年生まれ)の退職が本格化するのは、彼らが定年に達する2031年~2034年頃と予想されます。この世代は現在50代であり、退職期に向けて労働力人口の減少や経済への影響が懸念されています。これ以降さらに若い人材が不足し、まさに猫の手も借りたい企業で溢れかえる可能性があります。

Mrテキトー
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スキルなしでも海外で働ける狙い目の業種とは?

専門スキルが必要な業種は、そのスキルがないとキビシイ場合が多いですが、スキルなしでも海外で働ける可能性のある業種はあります。では順にご紹介していきますね。

1,営業(海外営業)

営業は特別な資格がなくても仕事ができます。扱っているサービスや物の知識を付ければ比較的誰でもできます。海外営業というとハードルが高いと思うかもしれませんが、実際そうでもないケースが多いようです。海外営業の経験はなくとも、国内営業の経験があれば採用率される可能性は十分あります。ただし英語やその他の言語が全く話せないと採用の確率は下がります。スキルなしで海外で働きたいのであれば最低限の英語力は身につけておきましょう。参考までに海外営業の条件は一般的に以下が多いようです。

必須スキル・能力

語学力: 最低でも日常会話レベルの英語力が必要で、英語圏以外では現地言語の知識も求められる場合も。
商品知識: 自社製品やサービスについて深い理解が必要。(これは入社後でもOKな場合あり)
柔軟性とタフネス: 現地文化や慣習を理解し適応する能力、厳しい交渉を乗り越える精神力。
コミュニケーション能力: 現地スタッフや代理店との円滑な連携、社内調整力も重要。
リスク管理能力: 国ごとの法規制、商習慣、政情不安への対応力。

業務内容

市場調査・販売計画の立案: 現地市場動向を分析し、戦略を策定。
営業活動: 現地代理店や販売店との交渉、新規市場開拓。
輸出手配・プロモーション戦略: 商品輸出や現地でのプロモーション展開。

求められる条件

高卒以上
営業経験
ビジネス英語の使用経験または長期留学経験 ←ここはニセ英語力でも誤魔化せます(笑)

Mrテキトー
Mrテキトー

僕も国内営業しか経験なかったけど、海外営業で採用されたことがあるよ~

アジアだったからパスしたけどね(笑)

2,製造業

え?製造業で海外派遣?って思った方もいると思います。僕は航空機メーカーの会社(製造業)で通訳兼ね部品購買の仕事でアメリカに派遣され3年間駐在しました。一見英語と関係ない分野でも海外で働ける可能性があります。特別なスキルがなくても英語が話せれば、向こうでコミュニケーションとしての人材として取ってもらえる可能性があります。ただし製造業の場合、専門知識や経験が必要なケースが多いため、なにを製造している会社かにもよりますが、その商品や機械の主だった知識・スキルがない場合は語学採用が多い傾向です。

僕自身の経験から、製造業に従事する方は専門知識やスキルはあるけど英語力がないという人が多い印象です。技術や生産プロセス、技術者、現地工場の立ち上げやトラブル対応、品質管理の指導などの知識や経験は多いものの、語学力がないのです。語学力があって専門スキルも経験もある人材が揃っている会社はかなり少ないため、語学力を持つ人材を欲しがるケースが増えています。そのニッチな隙間を狙っていくのが手です。製造業+英語で仕事を探したり、転職エージェントや派遣会社に、業界を限定せず探して欲しいとオーダーを出すといいでしょう。

3,卸売業、小売業

現在海外に進出している卸売業・小売業は10,000企業近くに上ります。卸売で有名な企業は三菱商事だったり伊藤忠商事だったりいわゆる商社ですね。小売業で有名な企業は、セブン&アイ・ホールディングス、イオンあたりになってきます。

転 しょく太郎
転 しょく太郎

そんな大企業、僕の経験やスキルじゃ無理だよぉぉぉ…

たしかに、この辺の大企業になってくるとスキルがない人材がいきなり中途採用され海外に派遣されるのは難しいかと思いますが、その他中小企業でも海外進出している会社がたくさんあります。そのような会社だとまだまだ語学力が不足している会社もたくさんあります。では各業界の採用基準を見てみましょう。

卸売業の採用条件

1. 必要なスキルや経験
 営業力:法人営業や取引先との交渉スキルが重視されます。
 商品知識:取り扱う製品に関する専門知識(例:食品、工業製品など)。
 ロジスティクススキル:物流管理や在庫管理の経験が求められる場合があります。

2. 求める人物像
 コミュニケーション能力が高く、取引先との良好な関係を築ける人。
 問題解決能力や柔軟な対応力がある人。

3. その他条件
 高卒以上や35歳以下(長期キャリア形成を目的とした採用)などの条件が設定されることがあります。

小売業の採用条件

1. 必要なスキルや経験
 接客力:顧客対応やクレーム処理の経験が重視されます。
 数字への意識:売上目標達成や在庫管理に関する意識が必要です。

2. 求める人物像
 人と接することが好きで、顧客満足度向上に努められる人。
 最新トレンドに敏感で、商品提案力がある人。
 ストレス耐性や体力に自信がある人。

3. その他条件
 学歴不問の場合も多いですが、特定の商品知識や経験があると優遇されることがあります。

共通する採用基準

コミュニケーション能力:取引先や顧客との関係構築が重要。

柔軟性と対応力:変化の多い業務環境に適応できること。

チームワーク:他部署やスタッフと連携して業務を遂行できる能力。

卸売・小売業ともに、人材不足が深刻化しているため、これらの条件を満たす人材は積極的に採用される傾向があります。専門スキルがなくても英語力があれば採用確立があげられます。

4, サービス業(他に分類されないもの)

サービス業で海外派遣される可能性のある職種には以下のようなものがあります。

主な職種:

客室乗務員: 航空業界で国際線を担当することで、世界各国を飛び回る機会があります。

ホテルスタッフ: 海外のホテルで日本人観光客への対応や現地スタッフとの連携を行います。

ツアーコンダクター: 海外旅行の企画や同行を担当し、現地でのサポートを行います。

留学エージェント: 日本からの留学生を現地で支援する仕事です。

コールセンター業務: 日本企業が海外に設置したコールセンターで勤務する可能性があります。

サービス業は海外にいる日本人向けのサービスで派遣されることがよくある

海外旅行中・海外赴任中の日本人サポート業務+現地のエージェントに業務を依頼する等のコールセンター業務は、今や多くの企業でなくてはならない存在になってきています。AI技術が進んでいるものの、まだまだ対人間でないと細かな対応ができない状況です。英語×日本語で、英語で現地のエージェントに連絡を取ったり、日本語で現地にいるお客様のサポートをしたりする仕事で海外派遣は多いです。特別なスキルがなくても英語ができれば採用される可能性が高いのも特徴です。

サービス業での海外派遣は、語学力や異文化理解が求められる場合が多く、特に英語力が重要視されます。また、企業によっては研修旅行や視察旅行などの企画業務も含まれる場合があります。

5, 金融業・保険業

金融業・保険業で海外派遣される可能性のある職種には以下のようなものがあります

金融業の採用条件と職種

<主な職種>
海外営業・企画・管理(例:船舶ファイナンスリースや海外企業との案件交渉など)
トレーダー・投資銀行業務
日本人顧客向けに投資信託、債券、保険商品などを提供。

<必要スキル>
英語力(TOEIC750点以上)や専門知識(プロジェクトファイナンスやリレーションシップマネージャー(RM)

保険業の採用条件と職種

<主な職種>
損害保険オペレーター
海外で発生するトラブル対応や現地サポート業務。
生命保険・損害保険の営業・企画
海外市場向けの商品企画や販売戦略立案。
会計・監査・税務コンサルティング
保険会社の財務分析や税務対応を行う専門職。
損害保険オペレーター

<採用条件>
英語力(toeic750点以上)とコミュニケーション能力

金融業、保険業界は英語以外の知識やスキルの経験が必要なので、職種によってはスキルなし転職はちょっとハードルが高めです。とはいえ、語学力が不足している部署は必ずあるので海外で働くことは夢ではありません。現地でのオペレーター、トラブル対応や海外保険の加入者サポート等で現地に派遣される可能性は十分あります。

まとめ:求められるtoeicのスコアは意外と低い

現在、多くの会社の英語力採用基準はtoeic750が多いです。ひと昔前までは例えば卸業、サービス業界で求められる英語力はtoeic900以上が多かったですが、今では求められる基準がだいぶ下がってきました。これはなにを意味しているのか?そうです。紛れもなく人材不足です。スキルがない場合はとりあえず英語力を伸ばしましょう。toeicのスコアを持ってない人は、面接時に必要となるtoeicスコアを取る必要がありますが、1回取っていればtoeicのスコア上げに使う労力を、「使える」英語力向上に注ぎましょう。使える英語力とはスピーキングやリスニングです。

海外で働いた経験は間違いなくその後の人生のアドバンテージになります。僕も実際、海外で英語を使って働いた経験をしたことにより次の転職先が見つけやすくなりました。ニセ英語力だったのはここだけの秘密ですけどね(笑)

Mrテキトー
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TOEICスコアを持ってない人は、まずはTOEICを少なくとも700は取って海外で働く土台を作ろうね!TOEICテストに特化したスクール、【English School+200】がおススメだよ!

オンラインがいい人は、TOEICで選ぶオンライン英会話あたりがおススメ!

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