英語ができないのに外資系に転職できちゃった僕のその後

実際の経験から得たtips

英語ができなくても外資系に転職は可能!

留学経験はワーキングホリデー中の語学学校のみ!

僕は元々全く英語がわからないというレベルではありませんでしたが、それでもtoeicでいうと500点台のレベルでした。スピーキングやリスニングに関してはもっとレベルが低かったと思います。なんとなく相手の言ってることが分かるレベルだったし、スピーキングに関しては発音が割とよかっただけで自分の言いたいことを英語で伝えることはほとんどできませんでした。そんな状況でワーキングホリデーでカナダに行き、語学学校で3ヶ月学び、スタッフもお客さんも現地人しかいないバリスタカフェで英語のアウトプットの練習をしました。これだけ聞くとすげぇじゃん!😀って思うかもしれませんが、語学学校では日本人の友達がたくさんできてしまい、休みの日や夜は日本人の友達とつるむことが多かったし、バリスタカフェでは途中から日本人のアルバイトが入ってきて、その子と仲良くなって仕事の後につるむことも多く、結局日本語を話せる環境がバッチリ?整ってしまったのです。ちなみにワーキングホリデー後の英語力向上に関する興味深いデータがありました。

引用元:ビズメイツ株式会社

なんと、ワーキングホリデーで海外生活をしたにもかかわらず、約90%の方が日常会話のレベルを抜け出せていない結果になっています。限られた話題に限ってなら、かろうじて英語で自分の意見を伝えられるという、「限られた話題」は、つまりはそれ以外の話題では途端に話せなくなるということになりますね。

ワーキングホリデーは全員が全員、英語力向上のために行くわけではないと思いますが、多くの方は就職や転職に有利とか、英語力を身につけて転職する、とかそんな目的で行く方も少なくないです。でも実際ワーキングホリデーは基本留学とは違うので、1日中英語の環境になるかどうかはその人が選ぶスタイルによってだいぶ変わってきます。

僕の場合も結局日本人とつるむことが多く、同じバリスタカフェで働いていた現地人のスタッフとは職場では楽しくコミュニケーションを取るものの、やっぱり英語でのコミュニケーションが難しかったので友達にはなるところまではいかなかったし、どこかにサシで遊びに行くなんてこともありませんでした。そして英語力がそこまで上達しないまま、1年のワーホリ生活が終わってしまったわけです。

英語ができなくて外資系に転職したければまず演技力(発音)を磨け

僕はかろうじて英語の発音はいいほうだったようで、バリスタカフェの現地人スタッフからもよく、英語上手いね!と言われていました。でも複雑な会話になってくると内容が理解できなくなって、「ん?んん??」状態だったので、そこまで英語ができるとは思われてなかったでしょう。みんな努めて、簡単な英語で話してくれるいい同僚たちでした😅😅

帰国後、大手航空機メーカーから不動産会社を経て、医療や保険関係の業界の外資系企業に面接に行って今の会社に入りましたが、その際英語面接がありました。その時の面接担当は、今では僕の先輩にあたる帰国子女の女性。あらかじめ想定していた質問に対する回答の準備と、自己紹介(経歴説明とか)の練習をしていたのでスラスラ話すことができました。彼女に質問された内容がほぼ準備していた内容と同じだったので流暢に英語で説明できたのです。

ニセ英語力が炸裂できた!

瞬間でした。その時に同席していた派遣会社の担当の方にも、

派遣会社担当の森山さん(仮)
派遣会社担当の森山さん(仮)

テキトーさん、めっちゃ英語上手いですね!!ビックリしました(💦)

と言われたくらい、僕の「英語がしゃべれる演技」は完璧だったようでした。ただしさっきのワーホリ後の英語スキルアンケート同様、限られた内容なら英語で話せるレベルだったので、突拍子もない質問が飛んで来たら聞き取れてなかったし、理解もできず回答に苦労していたはずです。その程度の英語力だったのです。

英語力もキャリアも不足していた僕は、まず派遣で外資系に入り込んだ

社会的に通用するスキルや経験があって英語力だけが低いという方であれば、初めから転職エージェントを使って転職することをお勧めしますが、僕のように汎用性のあるスキルや経験が乏しい場合は、派遣会社から正社員を目指すほうが遠回りなようで実は近道だったりします。実際僕は、入社後半年で正社員に登用されました。

派遣社員から正社員になるのは難しいのか?

僕は30代後半(39歳)で派遣社員で外資系に採用され、その半年後に正社員になりました。特別英語力が高かったわけでもないですが、仕事の速さ、精度、そして主体的に動く仕事のやり方が評価されて?半年後に派遣先の企業からスカウトされ正社員になりました。ちなみに僕は英語力が低くキャリアもないくせに、外資系や英語を使って働くキラキラキャリアにこだわっていたのですが、アラフォー男で高卒、アメリカで3年駐在員として通訳兼ね部品購買の仕事をしていた以外に目立つ経歴がなかった人間を、未経験の業界で最初から正社員で雇ってくれる会社はなかなかないだろうと悟っていたので、最初から正社員の道は考えていませんでした。もしあなたが英語以外の特別なスキル、例えばエンジニアとか商社勤務等の経験とか、そういうものがあって経験のある業界を目指すのであれば最初から正社員を狙うべきです。遠回りする必要はありません。ちなみに派遣から正社員になれた人は意外に少なくないようです。

出典:みらいのお仕事

上記は外資系に限った情報ではありませんが、僕の感触ではむしろ外資系のほうが実力主義なところがあるので仕事ができる人間と評価されれば、日本の企業より正社員になれるチャンスは大きいと思います。実際僕の会社でも派遣からスタートして正社員にスカウトされた人は僕以外にも何人かいました。そして「派遣上がりのくせに」とかいう雰囲気もなかったです。(もしかしたら影で言われてたかも..笑😅😅)

今は無期雇用派遣もあるけど、やっぱり正社員を目指したいよね?

派遣のお仕事には、有期雇用派遣、無期雇用派遣、紹介予定派遣の3種類あり、それぞれ内容が違います。

有期雇用派遣

契約期間が最長3年間で契約期間終了後、雇用契約も終了します。そして同じ会社で3年以上働くことができません。給与形態は多くの場合時給制で、まぁいわゆるバイトみたいな感じでしょうか。でも比較的自由に勤務地や仕事内容を選べたりするのはメリットでしょうね。

無期雇用派遣

その名の通り、期間の定めがなく派遣先での就業期間が終わっても、派遣会社との雇用契約は継続されます。つまりは同じ会社で3年以上働き続けることが可能です。給料は月給制で、賞与が支給されることが多いのが特徴。ただし勤務地や仕事内容を選びにくい傾向が高いのが正社員っぽいところですね。安定性の面ではメリットが高く、同じ会社での長期就業が可能である一方、仕事の選択は企業次第なところがあります。

👑紹介予定派遣(できればコレ選びましょ)

派遣先企業での直接雇用を前提としたスタイルです。派遣期間終了後、派遣先企業が派遣労働者を直接雇用することを前提として採用されます。派遣期間は最長6ヶ月間となっています。通常の派遣と違って派遣開始前に書類選考や面接が可能です。派遣期間中に、派遣社員と派遣先企業が互いに適性を判断し、適正とお互いの相性を探ります。契約形態は派遣期間中は派遣会社と雇用契約、直接雇用後は派遣先企業と雇用契約となります。

直接雇用の条件や待遇は、派遣開始前または派遣期間中に、直接雇用後の条件を提示されます。ここで自分と合わないと思ったら契約をしないという手段も取れます。双方の合意があれば、派遣期間中でも直接雇用に切り替えることができます。

紹介予定派遣は、派遣社員にとっては職場の雰囲気や業務内容を体験した上で、その会社で働いていけるかを見極めることができるし、企業にとっても採用のミスマッチを防ぐ手段として有効なので、僕は紹介予定派遣をおススメします。

ただし僕は紹介予定派遣ではなく、有期雇用派遣から正社員になったちょっと珍しいタイプかもしれません。

主体的に動いて英語以外のスキルを発揮することが重要

僕は履歴書の長所の欄に書くほど、主体的に仕事に取り組むのが得意なタイプでした。逆に言うと指示を待つのが嫌いなんですよね~😅😅自分で考えて主体的に動ける人って意外と少なかったりするので目立ちます。でも加減が必要で、あまりにもなんでもやりすぎると、途端に「出しゃばり」レッテルを貼られてしまうので注意です😣😣。先を読んでこの辺までは自分で考えてやっておこうとか、次こういうことが待ってるのは明らかなので提案できるようにしておこうとか、こういうちょっとしたところが評価されます。

英語のスキルが低くてもあなたの得意をアピールして仕事をすると、それが企業側に刺さることがあります。上手く刺されば未経験の業界で正社員のスカウトだって全然あり得るのです。

英語ができないのに外資系に転職できちゃったら本物の英語力が必要

3年間の英語ブランクがあったにも関わらず外資系に転職成功

僕は大手航空機メーカーの派遣でアメリカ勤務を3年間経験という、英語職のキャリア(職歴)をつけることに成功したのですが、帰国後、全く英語を使う必要がない不動産業界に就職し3年間勤務しました。つまりは英語は3年間ほぼ話していませんでしたし、ほとんど英語の勉強もしていませんでした。というのも宅建取得に向けて勉強していたので英語の勉強に割く時間がなかったし、未経験の不動産業界で覚えることも多く仕事でクタクタになっていたからです。それでも外資系企業に採用されたことで一気に英語力を上げないといけない状況ができてしまいました。ニセ英語を使いこなし面接はパスしたものの、実際に仕事で英語を使うとなるとニセ英語は通じません。本物の英語が必要になってきます。

いきなり海外のクライアントへ電話!

入社後、3日でいきなり海外のクライアントへ電話してもらえますか?と先輩からの指示がでました。

Mrテキトー
Mrテキトー

えーーーー、マジ??聞き取れなかったらどうしよ..!でもやるしかねぇ!!

内容は簡単。メールで送ったデータが届いているか、そのデータへの回答は2日後までに!という内容だったので、そのデータに関して突っ込んだ質問が飛んでこない限りはなんとかやりきれるだろうと思っていました。

<br>Mrテキトー

Mrテキトー

Hi! This is Tekitoh from(社名).

I want to make sure if you have received a mail from us. Would you check?

すると、電話の向こうからおそらくデータが開かないと言っている様子。焦ります。そしてなにか色々言っています。

Mrテキトー
Mrテキトー

え、全然わかんなーーーい(笑)

ただファイルが開かないということは理解できましたので、とりあえず再送するね、とだけ伝えて電話を切りました。おそらくセキュリティーで開けないのか、パソコンの仕様なのかよくわかりませんが、その辺のことを英語で確認することができませんでした。そしておそらくデータの内容のことを言っていて、データの内容まではまだ入社したばかりなので日本語でも理解できなかったかもしれませんが、とにかく先輩に、

Mrテキトー
Mrテキトー

データが開かないみたいなのでもう1回送ってほしいみたいです。あとデータの内容で確認したいことがあると言われたので、メールで送ってほしいとお願いしました。(キリっ✨)

で乗り切りました。(笑)

先輩や上司に頼る前に自分でなんとかする方法を模索する=主体性が大事

帰宅中、早速オンライン英会話を契約!

この1件で、自分の英語力がバレるのも時間の問題だと危機感を持った僕は、ニセ英語力では無理だ!と悟り、帰りの電車でオンライン英会話を契約しました。予約なしでレッスンが受けれられるのが魅力だったので、ネイティブキャンプに入会。さらに焦燥感に駆られその日の夜に早速レッスンを受けました。まずは自分がやっている仕事を講師に説明しつつ、今日起こったことを話しました。自分が英語で説明できなかった内容をどう英語で説明すればよかったのかを教えてもらいました。ロールプレイは結構英語の練習や向上に効果があったし楽しかったのでおススメです😉😉

英語はとにかく実践あるのみ

そこから3ヶ月、会社の人には内緒でオンライン英会話を毎日3レッスン受けました。なにせ3年の英語ブランクがあったのでニセ英語力だけでは仕事はできません。でも1ヶ月もすると仕事の内容が分かってきて、だいたい英語で話す内容っていうのも決まってくるんですよね。どの業界でもそうですが、その業界でよく使う表現だったり決まった内容だったりがあるので、その定型を頭に入れておけばある程度は英語で仕事ができるようになります。

僕の場合もそうですが、入社して1ヶ月くらい経つと先輩が話している英語を聞いたり、先輩がやりとりしている英文メールを見たりしていると、意外と簡単な英語でひとつのタスクが完結できるんだなぁと分かってきました。オンライン英会話では講師に、海外クライアントやカスタマー役になってもらい、その日に遭ったタスクを再現して練習していました。するとだんだんスピーキングもリスニングも上がっていき、仕事でも不自由しなくなってきたのです。小さな積み重ねが生きてくるんですよね~

まとめ:英語ができなくても外資系にだって転職可能!

業界への入り方は人それぞれ違います。僕のように学歴もキャリアも乏しい人なら派遣社員から正社員を目指すのもアリだし、英語のスキルが乏しいけど、大卒だったりキャリアがあったり業界の経験があったりする場合は最初からその業界で社員を狙うのもアリですね。とにかく僕が言いたいことは…

英語はキャリアアップや転職に一番使えるツール!

ということです。もちろん英語「だけ」では難しいですが、キャリアや経験が乏しい人が転職するのに一番効果的なツールが英語なのは確かです。これからますますグローバル化が進みます。万能な英語翻訳アプリやAIが出てきても、やっぱり人間同士の細かいニュアンスはカバーしきれないでしょうね。リアルな場面で英語が使えるというのはやっぱり注目されますし、プラス仕事もそつなくできればキャリアアップのチャンスが広がり、経験がない専門部署へ異動できる可能性でてきます。そこで経験を積んで異業種への転職もできるかもしれません。英語はあらゆるドアを開けてくれますよ!

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